夢が無いとかやりたいことが無いと悩んだらどうするか?
「俺は歌手になりたいんだ」
「私は漫画家になる」
「いつか金持ちになってやる」
昔はそんなことを考えていた時期もあると思います。
そして、月日が流れていく中で
「俺にはムリだな」
「わたしなんてどうせ」
「会社員ならお金も安定してもらえるし、まあいいか」
と自分に妥協を繰り返し、いつの間にか昔の夢も忘れ、
「夢?そんなのないよ」
「やりたいこと?うーん、なんだろう?」
そんな状況に悩んでいたりしませんか?
でも、そんな人でも昔は夢を持っていたんです。そもそも、検索してこのブログに辿り着いている時点であなたは一歩進んでいます。
では、さらにもう一歩進むためにはどうしたらよいか。
「夢」や「やりたいこと」を見つけるにはどうしたらよいかを私の浅い経験の中で少しお話ししていきたいと思います。
1.私も明確な夢はなくなっていた
私は、本当に普通の人生を歩んできました。
小学校、中学校、高校、大学に通い、大学生の頃にアナウンサーを目指しましたが叶わず、一般企業に就職。
会社員として10年過ごしてきました。
その間に会社の組織の一員に染まり、昇格や昇給に一喜一憂。
でも、みなさんと同じように常に考えてはいたのです。
「このままでいいのかな?」
2.興味がなくても、ちょっとでもきっかけがあれば動いてみた
ある時、たまたまボイストレーナーをやっている方と知り合う機会がありました。
普段の生活で会社以外の方と会う機会はなかなかなかったので、とても新鮮でした。
そして「カラオケ好きだし、ちょっと歌を真剣にやってみたかったし、お願いしてみようかな」と、ふと思い立って、ボイストレーニングをしてもらうことになりました。
それから、3年くらいやりましたが、その間に渋谷のライブハウスで歌う機会をいただいたり、ゲストで呼ばれたミラクルひかるさんと同じ舞台で歌わせていただくことも出来ました。
本当に貴重な経験でした。
また、すぐに辞めてしまいましたが渋谷のクラブへ行ったときに、「DJおもしろいかも」と思って、DJのチームの方に入れてもらったりしました。
半年くらいですが、テレビか何かでダンスを見て、「ダンスかっこいいな」と思って、NOAでダンスを習ったりもしました。
続くか続かないかは気にせず、とにかく気になったら片っ端から突っ込んでみました。
そんな中、5年程前に池袋で行われていた「農業人フェア」というイベントに参加して、農業に興味を持ち、去年会社を辞めて、今は農業の研修をしています。
法人を立ち上げて、農業を通して地方から日本を面白くしていきたいというのが今の私の夢です。
3.考え方のポイント
「夢がある」
「やりたいことがある」
そういう人は本当に羨ましいです。どんなことがあっても、そこに突き進めるだけの気持ちも勇気もあるのだと思います。
でも、多分最初からこのような人は滅多にいません。
「歌手になりたい人」も「俳優になりたい人」もテレビや動画のコンテンツ、観に行ったライブや舞台がきっかけだと思います。
でも、歌手を見ても歌手になりたいと思わなかった人、俳優になりたいと思わなかった人や、その目標を何となく諦めた人が、その後普通に小学校からの家庭を歩んできたとすれば、見てきたのは親か学校の先生くらいです。
沢山の出会いやコンテンツに触れる機会が無いまま、ほとんどの人が大人になるから、「夢がない」「やりたいことがない」と言って、悩んでしまうのです。
ですから、ちょっとでも自分の心の琴線に触れることがあれば、まずはやってみましょう。
外へ出てみましょう。
外に出たい気分じゃなくても大丈夫です。
今はインターネット時代なので、今まで普通には見ることの出来なかった職種や遊びの動画がたくさん見れます。
スマホ一つあれば、心の琴線に触れる可能性はぐっと広がります。
子供のいる親御さんなら、スマホの利用をセーブする方法を考えること以上に、たくさんのコンテンツに触れさせてあげる方法を考えてみましょう。
将棋の動画を見せてあげれば、興味を持って、棋士になりたいという夢を持つかもしれません。藤井聡太さん以上の逸材になれるかもしれません。
そして、やってみたことは必ず続けなければいけない訳でもないし、続かなくても良いんです。
一度決めたものを最後まで続ける必要なんてないですし、何個やったって誰も文句は言えません。
飽きたって、また探せばいい。
4.終わりに
「夢がない」「やりたいことがない」という状況だと、実は自分のそばにこぼれ落ちているかもしれないチャンスも灯台下暗しで見つけることが出来ず、一歩動きだしてみる気にもなれないかもしれません。
でも、この悩みに唯一解決策があるのだとすれば、それは「うーん」と頭を悩ませることではなく、「まず動いてみること」です。
最初は心の琴線が鈍感になっているかもしれないので、引っかからなくても動いてみましょう。
ちょっと外へ出てみたり、ちょっと面白い動画を検索してみるだけでも十分な最初の一歩です。
このブログがみなさんの心の琴線に少しでも触れますように。