早起きではなく遅起きこそ三文の得だった ー早起きが寿命を縮めますー
近年、朝4時とか5時から起きて読書やヨガ、ジョギングなどをして活動する「朝活」がもてはやされています。巷では「早起きで人生が変わる」「朝○時起きで自分を変える」みたいな本や謳い文句も多いです。
朝活のメリットは「朝は電話などがかかってくることも無く、集中出来るし、頭も冴えて回転が良くなる」ということが言われています。
ところが実は、早起きが人体にとって「拷問」だということがオックスフォード大学の研究で分かっているのです。
今回はその元ネタを紹介するとともに、改めて「朝活」について考えてみたいと思います。
元ネタは以下の記事です。
1.研究で早起きは寿命を縮めることが分かっている
研究の結果、早起きはさまざまな病気を引き起こす可能性が高いことが分かっています。
心筋梗塞や脳卒中、うつ病などを誘発することが判明しており、早起きが寿命を縮める要因となっています。
さらには早起きにより、集中力や記憶力、コミュニケーション能力も低下してしまうとのことで、早起きは三文の徳でもなんでもないことが分かります。
2.6時より前に起きるのは体に良くない
では具体的に何時に起きるのが早起きなのか。
基本的には6時以前に起床するのは人間として本来あってはならないとの結論です。
年齢に応じておおよそ7時〜9時くらいの起床が推奨されています。
つまり、この研究結果だけを踏まえると、普通の会社の普通の会社員の方は常に拷問にさらされていることになります。
3.朝活は寿命を縮める
つまり、朝4時とか5時の体温が低い状態のときに無理やり起きて活動するというのは確実に体に良くないことが分かります。
「日本は長寿である」
「年配の方は早寝早起き」
この2つを勝手に結びつけてしまっているので、早寝早起き健康の秘訣だという気もするのですが、よく考えてみると、早寝早起きの方が実際にどれくらい生きていたかを生活習慣を加味してちゃんと調査したデータって多分ないと思います。
それであれば、今回のちゃんとした研究を理解しておくことが非常に重要だと感じます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の研究に当てはまらないレアな朝型の人も当然いると思います。しかし、一般的には早起きは体に悪いということが証明されました。
とはいっても、やりたいこともやるべきことも多い中で、自分の唯一捻出出来る時間が朝しかないのだとしたら、命をかけてでも取り組みたいと思うことをすべきだと思います。
逆に、遅寝遅起きスタイルで出来そうなライフスタイルを真剣に考えてみるのも良いかもしれませんね。